- 海外でのカード払いには「海外事務手数料」がかかり、カードによって1.6%〜3.63%程度と差がある
- クレジットカードではJCB・イオンカードが1.6%と比較的低め、デビットカードではSony Bank WALLET(1.79%)が候補になる
- Wise・Revolutのような多通貨対応カードは、条件を満たせば海外事務手数料が実質0%になる場合があり、海外決済が多い人ほど検討する価値がある
海外事務手数料とは?なぜカードによって差があるのか
海外でクレジットカードやデビットカードを使うと、決済額を日本円に換算する際に「海外事務手数料」が上乗せされます。これはカード会社が為替リスクや国際ブランド(Visa・Mastercard・JCBなど)への手数料を負担するために設定しているもので、多くのカードで1.6%〜3.85%程度の幅があります。同じ1万円の買い物でも、手数料率が1%違うだけで実際の負担額に差が出るため、海外旅行や海外通販の利用頻度が高い人ほど、この手数料率はカード選びの重要な比較ポイントになります。
クレジットカードの海外事務手数料比較
公開されている情報によると、主要なクレジットカードの海外事務手数料はおおむね次のとおりです。
| カード | 海外事務手数料 |
|---|---|
| JCB | 1.60% |
| イオンカード | 1.60% |
| ANA JCBプリペイド | 1.60% |
| Amazon Mastercard | 2.20% |
| 三菱UFJニコス(JCBブランド) | 2.20% |
| 三菱UFJニコス(AMEXブランド) | 2.20% |
| アメリカン・エキスプレス | 3.50% |
| 三井住友カード | 3.63% |
JCBブランドのカードやイオンカードは比較的低め、逆に三井住友カードやAMEXは高めの水準です。なお三菱UFJニコスは2026年11月から対象カードの海外事務手数料を最大4.50%へ改定予定と報じられており、手数料率は今後も見直される可能性があります。海外利用が多い人は、出発前に必ず最新の手数料率を公式サイトで確認しましょう。
JCBブランドのカードを具体的に探しているなら、「小田急JCB」も候補の一つです。小田急沿線での利用特典に加えて、JCBブランドとしての海外事務手数料の低さも活かせます。
デビットカードの海外事務手数料比較
デビットカードは口座残高から即時決済される仕組みですが、海外事務手数料はクレジットカードと同様にかかります。代表的なものは以下のとおりです。
| カード | 海外事務手数料 |
|---|---|
| Sony Bank WALLET | 1.79% |
| 住信SBIネット銀行デビットカード | 2.50% |
Sony Bank WALLETはクレジットカードのJCB・イオンカードに次ぐ水準の低さで、使いすぎを防ぎたい人や、クレジットカードの審査に通りにくい人にとっての選択肢になります。
為替手数料が実質無料になる「多通貨対応カード」という選択肢
ここ数年で選択肢として広がっているのが、Wise・Revolutのような多通貨対応のデビットカードです。一般的なクレジットカード・デビットカードとは仕組みが異なり、あらかじめアプリ上で外貨を保有しておき、その外貨残高からそのまま決済する形を取ります。
Wiseは、決済に使う通貨の残高をアプリ内に保有していれば、海外事務手数料をかけずに決済できるとされています。事前に円をドルやユーロなどに両替(この際は為替レートに応じた手数料が発生)しておく必要はありますが、決済のたびに上乗せされる手数料を避けられる点が特徴です。会員登録・年会費は無料です。
Revolutも同様に多通貨対応のカードで、一定の利用条件内であれば海外事務手数料が0%になるとされています。ただしプランや利用額によって条件が変わるため、実際に使う前に公式サイトで自分の使い方に合った条件を確認しておくことをおすすめします。
どちらも「友達紹介プログラム」があり、既存ユーザーの紹介リンクから登録すると、初回送金手数料の無料化やカード発行手数料の無料化といった特典が受けられる場合があります(特典内容はキャンペーン状況により変わります)。
目的別・タイプ別のおすすめの選び方
普段使いのクレジットカードをそのまま海外でも使いたい人は、手数料率が比較的低いJCBブランドのカードやイオンカードを選ぶと、大きな手間をかけずに手数料を抑えられます。すでにマイル系のクレジットカードをメインで使っている人は、そのカードの手数料率を確認したうえで、海外利用時だけ手数料の低いカードを併用するという使い方も現実的です。
海外旅行や海外出張の頻度が高い人、留学や長期滞在を予定している人は、Wise・Revolutのような多通貨対応カードを検討する価値があります。決済のたびにかかる手数料を抑えられるだけでなく、複数通貨を1つのアプリで管理できる利便性もメリットです。ただし、多通貨対応カードは事前に外貨をチャージしておく手間があるため、直前の海外出張などスピード重視の場面では、普段使いのクレジットカードの方が扱いやすい場合もあります。
まとめ
海外決済の手数料は、カードによって1.6%〜3.63%程度の差があり、この差は海外利用が多い人ほど無視できない金額になります。普段使いのカードで抑えたいならJCBブランドやイオンカード、デビットならSony Bank WALLET、海外利用が特に多いならWise・Revolutのような多通貨対応カードが選択肢になります。自分の利用頻度・利用シーンに合わせて、手数料率と使い勝手のバランスで選ぶのがポイントです。
※本記事の内容は執筆時点で報じられている情報にもとづいています。手数料率や紹介プログラムの特典内容は変更される場合があるため、お申し込み前に必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。
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